本日も、「実践するドラッカー(行動編)」の第5章「生涯を通して学ぶ」から引用いたします。P150には、「学びのプロセス」を作るというタイトルで以下のように述べております。
『学ぶことについて誰かの助けを必要とするようでは、終生学び続けることはできない。(中略)情報、確認、動機づけのすべてを、学ぶことのプロセスそのものの中に組み込んでおく必要がある。』 「断絶の時代」P345
また、学習を導く方法について、ドラッカーは以下のようにまとめております。
『①強み、得意、長所を見つけ出す。②それらを伸ばすために、目標を設定し、計画を立てる。③強みの発揮を阻む制約条件、弱み、不得手、欠点に関心を向ける。④自ら方向づけできるよう、成果からフィードバックを行う。』
講師は、教えることが仕事になりますが、上記の視点はとても重要です。高い評価を得ようとするために、媚を売る、つまりなんでも手とり足とり教えてしまう方がいらっしゃるように思います。これは、その人の成長を阻害しているように思います。手とり足とり教えることは良い面もあるかもしれませんが、その学び方がスタンダードになってしまっては、自ら学習することができなくなってしまいます。
自ら学ぶ習慣をつけていただくことも重要です。職業訓練はそういうことも指導する必要があると思います。
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