アドラー心理学5つのポイントの続きとなります。
「アドラー心理学ワークブック」のP34に以下のように記載されております。
『自分を「勇気づける」ことによって、「自己決定性」、「目的論」、「全体論」、「認知論」、「対人関係論」をより理解し、実践しやすくなります。そのことで「共同体感覚」を養うことができる。そうなれば、自分をさらに勇気づけることもできますし、他者を勇気づけできる人間にもなれるでしょう。勇気づけによて「相手に何かを求めるのではなく、自分で決めて行動する」、つまり自立した人間になる。仕事、交友、愛といったライフタスク(人生の課題)において、自分の行動を自分で決める。それは自分の人生を自分で決められる人間に代わるということでもあります。』
このことは、キャリア理論と通ずるものがあると思います。
キャリア理論では、色々な方が色々な定義付けをしておりますが、共通していることとしては、人生・役割・生涯・発達・成長等のキーワードが含まれております。また、何かに付けて自己啓発本は「行動する!」と謳っております。
ということは、アドラーは「自律型キャリア形成」の先駆者だったのかもしれません。
今、働くことに対してネガティブに捉えている方が多いように思います。
そういった意味でもアドラー心理学が取り上げられるのは、時代の要請なのかもしれません。
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