昨日の第126号にて児美川先生が執筆されたものを引用させていただきましたが、本日は児美川先生の「キャリア教育のウソ」から引用させていただきます。
P172に次のように記されております。
『「生涯学習」というと、日本ではカルチャーセンターの講座のようなものが思い浮かべられ、「余暇」や「教養」といった言葉を連想させるかもしれない。しかし、世界の(少なくとも先進諸国の)”常識”では、生涯学習の主要な舞台は「職業能力開発」である。
ワークキャリアのでの時点においても、必要があれば職業能力開発に取り組んでいく。-これが、今後のトレンドである。(中略)
企業の内・外を問わず、働き続けていくためには、職業能力開発に取り組み続けていくことが必要となる。それに向けて、在学中に「自ら学ぶ姿勢」(学び習慣)を獲得しておくこと、「学び方」を学んでおくことは、これからの時代を生き抜いていくための必須アイテムとなるだろう。」
私は、離職者の方々に職業訓練を受託し実施しておりますが、職業訓練内でも「自ら学ぶ姿勢」を獲得するようにお伝えをさせていただいております。
人的資本理論では、一般的スキルについては自ら習得するものと考えられていることから、「自ら学ぶ姿勢」を獲得することは、必須のことであります。
また、「学び方」を学ぶことも大切だと思っております。板書してあるものだけをノートに丁寧に書き写している人もおりますが、これだけで十分と思っている人も多いんだなと感じております。
そういったところを含め、しっかりと指導していきたいと思います。
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