コーチング・トレーニング・カウンセリング_第131号

本を読むと色々と勉強になりますが、読んだものが全て記憶されていると良いと思いますが、現実的にはなかなか難しいこと・・・そういうこともあって、このブログをやっております。

本日は10年くらい前に購入した「コーチングマニュアル」から引用いたします。


まずは「コーチング」の定義から。

『ある人物が、ある特定のスキル、または知識を実地に適用するにあたってのパフォーマンスの向上、または進歩を支援するプロセス』

『コーチングとは、対象となる個人を、現在の状態より成長させることだ。』P12


続いて「成長」の定義。

『学習し発達する継続的なプロセス。人は成長することによって、継続的に現在の自分を超えていく』

『成長とは、新しい知識やスキル、態度を獲得することだ。』P13


続いて「トレーニング」の定義。

『人が新しいスキルや知識を学ぶときに用いる方法』P22


最後に「カウンセリング」。

『カウンセラーは一般的に、個人がある特定の問題に対処するのを支援するために存在する。カウンセリングは、個人のパフォーマンスよりも、どちらかといえば感情や気持ちに重きを置くのが特徴だ。』



職業訓練(離職者訓練)の難しいところは、10代~60代までと年齢がバラバラであり、女性の方が比率が高いことであります。

つまり、職業訓練を英訳するとVocational trainingとなることから、トレーニングで良いかとも思います。

ただ、求職者でもあることから「現在の状況から成長」させなければならないので、コーチングのスキルも必要になります。

また、失業されたことからメンタル面での支援も必要になり、カウンセリングのスキルも必要になります。

いわゆる公的な施設に所属している職業訓練指導員は、トレーニング、コーチング、カウンセリングのすべてができる方が多いように思います。

一方、民間で実施している職業訓練(離職者訓練)の講師は、トレーニングが中心のため、コーチング、カウンセリングについては、専門外のことも多く、自分で対処できない人も多いと思います。

今後、職業訓練(離職者訓練)の質を高めるためには、講師が、トレーニングだけではなく、コーチング、カウンセリングもできるようにならなくてはいけないと思います。








キャリKobaの一日一考

キャリアコンサルタントおよび経営者でもあるKobaが本やニュース等から得られたことを書かせていただいております。

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