本を読むと色々と勉強になりますが、読んだものが全て記憶されていると良いと思いますが、現実的にはなかなか難しいこと・・・そういうこともあって、このブログをやっております。
本日は10年くらい前に購入した「コーチングマニュアル」から引用いたします。
まずは「コーチング」の定義から。
『ある人物が、ある特定のスキル、または知識を実地に適用するにあたってのパフォーマンスの向上、または進歩を支援するプロセス』
『コーチングとは、対象となる個人を、現在の状態より成長させることだ。』P12
続いて「成長」の定義。
『学習し発達する継続的なプロセス。人は成長することによって、継続的に現在の自分を超えていく』
『成長とは、新しい知識やスキル、態度を獲得することだ。』P13
続いて「トレーニング」の定義。
『人が新しいスキルや知識を学ぶときに用いる方法』P22
最後に「カウンセリング」。
『カウンセラーは一般的に、個人がある特定の問題に対処するのを支援するために存在する。カウンセリングは、個人のパフォーマンスよりも、どちらかといえば感情や気持ちに重きを置くのが特徴だ。』
職業訓練(離職者訓練)の難しいところは、10代~60代までと年齢がバラバラであり、女性の方が比率が高いことであります。
つまり、職業訓練を英訳するとVocational trainingとなることから、トレーニングで良いかとも思います。
ただ、求職者でもあることから「現在の状況から成長」させなければならないので、コーチングのスキルも必要になります。
また、失業されたことからメンタル面での支援も必要になり、カウンセリングのスキルも必要になります。
いわゆる公的な施設に所属している職業訓練指導員は、トレーニング、コーチング、カウンセリングのすべてができる方が多いように思います。
一方、民間で実施している職業訓練(離職者訓練)の講師は、トレーニングが中心のため、コーチング、カウンセリングについては、専門外のことも多く、自分で対処できない人も多いと思います。
今後、職業訓練(離職者訓練)の質を高めるためには、講師が、トレーニングだけではなく、コーチング、カウンセリングもできるようにならなくてはいけないと思います。
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