もう10月です。今年ものこり3ヶ月を切り、書店等では来年の手帳も出始めております。私は、ここ何年かは陰山手帳を愛用しております。この手帳は今年で10周年とのことらしいです。本日は、その陰山手帳から引用いたします。9月の最終週に次のように書かれております。
『教育のゴールを大学入試に置くのは古く、危険ですらある。今では偏差値の高い大学でも学力テストなしで入れる学部がある。本当の関門は就活だ。東京大学を出ても内定を得られない学生は珍しくない。「就活自殺」が増えている。重要なのは、さまざまなことに挑戦し、困難を克服すること。仕事でも私生活でも問題のない人生なんて存在しないのだ。』
最近では、中学・高校でもキャリア教育がおこなわれております。塾では行われておりませんが、ほとんどの人が塾に通っていると思います。これは何のために通っているかというと、上記を引用すると、「教育のゴールは大学入試」だからであります。
そのため、中学や高校でのキャリア教育は「とりあえずやらなくては」ということで表面的な職場体験は実施していると思いますが、とにかく「大学に行くこと」を優先的にし、キャリア教育自体を先送りしているように思えます。
大切なのは、大学に入ることだけではなく、その後の人生を考えること、つまりしっかりとキャリア形成ができるように準備をしておくことだと思います。そこにキャリア教育の意義があると思います。
0コメント