本日は、『GRIT やり抜く力』より「当たり前のこと」について引用したいと思います。P60にダニエル・F・チャンブリスの競泳選手を対象とした論文「一流の人たちが行っている当たり前のこと」を引用し、
『人間のどんなにとてつもない偉業も、実際は小さなことをたくさん積み重ねた結果であり、その一つひとつは、ある意味、「当たり前のこと」ばかりだということ』
らしいです。さらに次のように引用しております。
『最高のパフォーマンスは、無数の小さなスキルや行動を積み重ねた結果として生み出される。それは本人が意識的に習得する数々のスキルや、試行錯誤するなかで見出した方法などが、周到な訓練によって叩き込まれ、習慣となり、やがて一本化したものなのだ。やっていることの一つひとつには、特別なことや超人的なところはなにもないが、それらを継続的に正しく積み重ねていくことで生じる相乗効果によって、卓越したレベルに到達できる』
これを読んで私の頭にはイチローがすぐに浮かびました。著者がイチローのことに興味をもっていたとしたら、本書の中にも記載されていたように思います。
どんなに天才であっても当たり前のこと、今の流行で言うならば「ルーティン」をやることがいかに重要であるか説いた論文だと思います。
当たり前のことを当たり前のようにやることが難しく、それができる人がやはり優秀なのではないでしょうか。
この論文については、職業訓練の中でも引用していきたいと思います。
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