キャリア構築理論_第67号

本日は、サビカスのキャリア構築理論について見ていきます。

最初に勉強したときには、それほど意識をしなかった理論でしたが、アドラー心理学の考え方を取り入れていると知り、いまさらですが(汗)、興味を持ちました。


キャリア構築理論は、

 職業パーソナリティ、キャリア・アダプタビリティ、ライフテーマ

の3つの主要概念から成り立っております。


①職業パーソナリティ(what)

 キャリアの「what」を示す職業パーソナリティは、キャリアに関連した能力、欲求、価値観、興味によって定義されます。


②キャリア・アダプタビリティ(how)

 現在および今後のキャリア発達課題、職業上のトランジション、そしてトラウマに対処するためのレディネスおよびリソースと定義されます。

 なお、キャリア・アダプタビリティがある人には、次の4つの次元を概念化しております。

  キャリア関心

  キャリア統制

  キャリア好奇心

  キャリア自信


③ライフテーマ(why)

 個人が職業行動に意味や方向性を与える解釈や人とのかかわりのプロセスに注目します。この解釈や人とのかかわりのプロセスは、キャリアストーリーの中で語られ、キャリアストーリーは個人にとって意味ある選択や役割に適応するために個人が用いるライフテーマを明らかにします。


渡辺三枝子氏は、「サビカスのキャリア構築理論は、20世紀の理論モデルを統合したうえで、21世紀の社会的要請にこたえるために誕生した」と述べております。


引用文献:キャリアの心理学

キャリKobaの一日一考

キャリアコンサルタントおよび経営者でもあるKobaが本やニュース等から得られたことを書かせていただいております。

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