本日発売の週刊ダイヤモンド(7/23号)は、「アドラー特集」です。
このブログでも何回か取り上げさせていただきましたが、「嫌われる勇気」が発売されてからアドラーが脚光を浴びております。
フロイト、ユングは日本でも有名だと思いますが、この2人とアドラーを加えた3人を「心理学の三大巨頭」と称されていることを知っている人は少ないのではないでしょうか。
そういう私も心理学の勉強をしていたのですが、ほとんどアドラーは取り上げられませんでした。
私はたまたま研究論文で「劣等感」について調べていたら、アドラーにあたりました。ですので、私は「勇気」というキーワードより、「劣等感」というキーワードを中心に見てしまいます。
この週刊ダイヤモンドの特集はかなり分かりやすく書かれておりますので、私も楽しく読ませていただきました。
P44~45に座談会の記事が出ておりましたが、そこで思ったのが、「ゆとり世代」でした。P32にアドラーブームの背景として「日本人の特性」「ゆとり世代」「SNSの普及」を挙げておりましたが、ゆとり世代は団塊世代以降では最も人に嫌われること嫌がる世代と書かれております。なるほどな―と思ったのですが、私は別の視点を持ちました。
上述のように私は「劣等感」に意識がいっていることもあり次のように感じました。
「ゆとり世代は競争をしていないこともあり、社会に出てからのGAPが大きいため、劣等感を持ってしまい、それが劣等コンプレックスや優越コンプレックスにつながってしまうのかもしれない。」と。
座談会の記事で岸見先生は、「劣等感を持つから前に進めないのではなく、前に進まないという目的のために劣等感を持つ」と述べております。
さらに「劣等感そのものは悪いものではありません。絶えず自分をより高めていく努力は必要です。でも、人と競争する必要はありません。他の人と同じことはできないのです。ですから、自分のペースで前に歩いていくことが大事です。他の人と競争しなければ気持ちが楽になるでしょう」と述べております。
「自分のペースで前に歩いていくことが大事」なのであって、一緒にゴールテープを切ることや、みんなが主人公をやることではないと思います。
こういうことを学校の先生は教育する必要があると思いました。
私の事業のお客様は「成人」なのですが、最近では子供への教育にも興味が出てきました。これは、学習塾を運営するということではないのですが、何らかの形で子供への教育にも関わりたいと思っております。
実は、少し動き始めておりますので、正式に動きましたらご案内させていただきます!
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