時間は常に奪われる?!(タイムマネジメント)_第90号

先日、知人から紹介されてあるセミナーに参加してきました。グループワークのお題が「欲しいものは?」ということでしたので、私は「時間」と答えました。

そこで本日は、「実践するドラッカー(行動編)」のP4~5を引用いたします。


『現実は、時間がすべて他人にとられてしまうことである。(中略)誰でも彼の時間を奪える。現実に誰もが奪う。このことに抵抗する術はほとんど何もないかのようである。「経営者の条件」P28,29』

(中略)

『しかも困ったことに、時間泥棒を取り締まることは難しく、また、奪う側にはほとんど罪の意識がありません。』


職場である程度年数が経ちますと、部下や後輩ができてくると、「時間泥棒」に遭遇するのではないでしょうか。これは、私自身も若い時には上司や先輩にしていたと思いますので、やむ得ないことと思いますが、身を守る工夫も必要です。


「ビジネススキルイノベーション」という書籍には、『仕事には想定の1.4倍の時間がかかる』と記載されております。そして、1.4倍の時間がかかるのだから、1.4倍でスケジューリングするとも記載されております。

つまり1日8時間で終わりそうだと思っても結果的には、11.2時間(3.2時間残業)かかってしまうということです。ですので、1日8時間で終わりにしようとするのならば、5.5時間分のスケジュールを組むということになります。

最近、新聞等で「働き方改革」が取り上げられておりますが、残業をしないようするのであれば、1日8時間ではなく、1日5.5時間と考えた方が良さそうです。



キャリKobaの一日一考

キャリアコンサルタントおよび経営者でもあるKobaが本やニュース等から得られたことを書かせていただいております。

0コメント

  • 1000 / 1000