ワークライフバランスについて6_第93号

ドラッカーもワークライフバランスについて触れております。「実践するドラッカー(行動編)」のP164を引用します。


『今日、大企業や巨大企業は経営管理者に対し、会社を生活の中心に据えることを期待しすぎている。しかし実は、仕事オンリーの人間は視野が狭くなる。仕事オンリーでは、組織だけが人生であるために組織にしがみつく。』 「現代の経営〈下〉」P72


上記を踏まえ著者は次のよう4点を注意するように述べております。

1.バランスを取ろうとする分野を意識することです。仕事と生活だけでなく、健康、経済、家庭、社会、人格、学び、遊びなど、具体的に考える必要があります。

2.それらの分野の目標を立てることです。毎年、数年ごと、数十年単位で目標をたてることです。

3.目標を達成するための時間を確保することです。いままでの時間の使い方では、さまざまな目標を達成することはできないでしょう。

4.最後に、行動です。焦る必要はありません。わずかでも歩を進めるという意識があれば十分です。



ドラッカーが上記を述べたときは、現在のワークワイフバランスとは少し違うかもしれませんが、根底はこれらの考え方が必要ではないでしょうか。

限られた時間で、仕事も生活も調和をさせるということは、「目標を立て、時間を確保し、行動する」ということです。

自己啓発本でも良くいわれるフレーズだと思います。


過去のワークライフバランスについては、以下をご覧ください。

https://wizard.amebaownd.com/posts/categories/236833


キャリKobaの一日一考

キャリアコンサルタントおよび経営者でもあるKobaが本やニュース等から得られたことを書かせていただいております。

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