目的論(アドラー心理学)_第94号

本日は、アドラー心理学の「目的論」について触れたいと思います。

「アドラー心理学ワークブック」のP52~P53を引用いたします。

目的論とは、問題の原因ではなく、目的に焦点を当てます。


『「人間の行動には、その人特有の意思を伴う目的がある」

(中略)

不登校の場合であれば、「親の愛情を独占したいから不登校という形で自分に目を向かせているのではないでしょうか。」「教師の体罰に対する復讐として問題行動に出ているのかもしれない」といった形で、不登校という行動の目的を模索していくのです。そして目的が分かれば、「子供ともっと遊んだり、話をしたりしよう」「そもそもの問題である教師の体罰をやめさせよう」と言ったように、対処法も見えてきます。』


大切なのは、過去の原因ではなく、現在の目的を探ることになります。

上記の不登校の例であれば、学校に行かないということは、行かないことで何かメリットがあるからです。


キャリKobaの一日一考

キャリアコンサルタントおよび経営者でもあるKobaが本やニュース等から得られたことを書かせていただいております。

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