アドラー心理学の「認知論」についてみていきたいと思います。
週刊ダイヤモンド7/23号のP36に次のように書かれております。
『例えば、人より仕事が遅いという劣等感を持った人がいるとする。アドラーは、劣等感とは「客観的事実」ではなく「主観的な解釈」だと考える。つまり自分の主観による思い込みである。そうだとすれば、自分の主観を変えればいい。「人よりも仕事が遅い」のではなく「人よりも丁寧に仕事ができる」と考えれば、もはやそれは短所ではなく長所となる。これはアドラー心理学の「認知論」という考え方だ。』
職業訓練での就職支援では、「キャリアデザインワークブック」というオリジナルのツールを使って、自己の棚卸を徹底的にやっていただいております。最初は、なかなか進まない方もいらっしゃいます。「私にはPRできるものが何もない」という方もおります。「私は当たり前のことしかやってきていない」という方もおります。
そのようなときは「当たり前のことであっても、それは成果なんですよ」とその方の思い込みをなんとか変えようとお話をしております。
このことは、アドラーの「認知論」だったということが分かりました。
「主観的な解釈を変える」という発想を持つこと自体、難しいようにも思えますが、これからは「認知論」という考え方をしっかりと伝えていき、短所を長所に変えられるようにしたいと思います。
これって「認知行動療法」のはしり?
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