本日は、アドラー心理学の「対人関係論」についてみていきたいと思います。
「アドラー心理学ワークブック」のP88~P95を引用いたします。
『人間のあらゆる行動は、相手役が存在する対人関係だとアドラー心理学では考えます。これを「対人関係論」と言います。(中略)人はある人の行動によって影響を受け、特定の感情をいただき、何らかの応答をします。人生には常に相手役がいるということ。相手役の行動で自分も影響を受けます。そのことである感情をいただき、ある行動する。それに対応して、相手役もある行動を示す。(中略)人と人とは、行動によって影響を与えあう。ということは、誰かに信頼されたいのであれば、信頼されるような行動を自分からも取ることが大事ともいえます。自分の態度や行動を変えずに、「もっと自分を信頼してほしい」というのは無理なこと。自分が相手から影響を受けているように、自分も相手に影響を与えているのです。人を理解しようと思ったら、「それぞれの見方、考え方が違う」という認知論に加えて、その人の対人関係を観察することが近道でしょう。その人が自分や他の人に対してどんな態度をとっているのか。そのパターンを観察すれば、その人がどんな人なのかがわかります。』
つまり、「人間の悩みはすべて対人関係の悩み」と言っております。
他者の期待を満たすために生きるのではなく、自分の生き方を貫くことが必要です。
自由とは他者から嫌われることでもあります。
0コメント