『マインドフルネスとは、「<今>を意識し、<今>に注意を向ける」ということだ。というのも、私たちは自分で思っている以上に<過去>や<未来>にとらわれていて、<今>をおろそかにしているからだ。やってしまったことを悔んだり、これからしなければならないことを考えて不安になったり・・・。だが、<今>に注意を向け、<今>に生きていることを実感することで、私たちはものの見方を変えることができる。世の中との関わり方やものの感じ方が根本から変わり、苦しみはやわらぎ、喜びはますます大きく感じられるだろう。マインドフルネスでは、そのために、目を閉じて静かに座り、自分の呼吸や身体に意識を向けるトレーニングをする。」
引用:クリストフ・アンドレ著「はじめてのマインドフルネス」
マインドフルネスは、グーグルでも取り入れていることが話題になり、知っている方も多いと思います。
「<今>を意識し、<今>に注意を向ける」とは簡単のようで簡単ではないよう思います。また、「現実に目を向ける」ことも必要でありますが、「現実」自体を歪めてみてしまうことも多いと思います。
コップに水が半分入っているとしましょう。ある人は、「水が半分しか入っていない」と思い、ある人は「水が半分も入っている」と思います。この「しか」や「も」自体がすでに歪んでいるということです。その時の気分等で「しか」や「も」がついてしまうのです。
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