第119号、第121号に続いて「価値労働」についてみていきたいと思います。
人工知能やロボット等による代替可能性「 高い 」職業例 として、経理事務員、一般事務員、医療事務員、人事係事務員、教育・研修事務員等々の事務系の仕事が多くあげられております。
私は職業訓練施設を運営しており、事務系のスキル(パソコンや簿記)を習得することを目標に掲げておりますが、上記のように事務員が人工知能やロボット等による代替可能性が高い職業であれば、今後この分野での職業訓練は減少していくことになります。
しかしこれらの仕事がまるっきりなくなるかと言えばそんなことはありません。代替可能なこともあると思いますが、最終的には人間が処理をしなければいけないこともたくさんあると思います。
「価値労働」とはそのような高度な処理をする仕事になると思います。
経理事務の仕事は、「帳簿を記入」する規則を学ぶ「簿記」の知識だけの仕事では、AIに代替される可能性は当然ありますが、財務諸表を読み、意思決定することは人間がやらなくてはいけないことです。つまり、この部分が「価値労働」になります。
そのためのカリキュラムを作成すれば、職業訓練でも受託することができるのではないかと思います。
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