本日は、本田直之氏の「会社で不幸になる人、ならない人」のP101から引用いたします。
『ご存じのようにこのような「終身雇用」「年功序列」の制度は今や過去のものになりつつあります。いろいろなことが永続性を持つ社会ではなく、何が起きるかわからない非連続の社会が、日本のこれからの社会です。当然「会社がなくなる」「新しい仕組みが導入される」といった環境の劇的変化が待っています。そのときに、ひとつの会社にしか勤めたことのない人は、変化に対応しきれないでしょう。
(中略)
一度も転職したことがないと、ひとつの会社の常識、ルール、仕組みなどが、まるで「ビジネスのすべて」のように見えてきてしまいます。新しい試みにチャレンジする機会も少ないでしょう。これでは変化に対応できるわけがありません。いくつかの会社に勤め、さまざまな常識、さまざまなルール、さまざまな仕組みを経験することによって、新たな価値観が創造されます。』
極端にまとめてしまうと、「一社に長く勤めている人は使いものにならない」ということでしょうか。これは今までの感覚と180度異なります。
笑い話の一つとしてあげられるのが、ある会社で部長をやっていた方に「貴方は何ができますか?」という問いに「部長です」と答えるということです。
転職が一般化されてきておりますので、今後このような経験をする会社が増えていくのではないでしょうか。採用してから、数か月~1年程度たつとこのような実態が少しずつ見えてきます。そのため、今後はさらに「1社に長くいた」方が評価が下がるということも表面化されてくるかもしれません。
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