本日は、「オリソン・マーデン 成功の原理原則」から引用いたします。
P131に下積み時代の重要性を訴えております。
『大きな建物を作るときはもちろんのこと、人格形成でも基礎をあだやおろそかにしてはいけない。征服者が敵地に侵入する際に、手に負えないと思う砦をそこかしこに残しながら進んでいけば、後日、その砦に立て籠っていた敵の攻撃に悩まされるのは目に見えている。仕事や就業の場でも「やり残した点」が災いし、あとで必ずいやというほどトラブルに見舞われ、悔しい思いをすることになる。イギリスの歴史家・政治家トーマス・マコーレーの言葉を思い出してほしい。「世間が称賛の目を向けるのは、だれもやろうとしないことをやる人にではない。だれもがきちんとやることを一番うまく成し遂げる人に、である」』
この後は2人の部下の話になりますが、一人はどんな雑用でもしっかり丁寧にやる人、もう一人はふてくされていい加減にやる人。結果的には、新年を迎えた時点で、しっかりやっていた人には10ドルを与え、もう一人はクビにしたとのことです。つまり、ささいなことに関する技を心得ていた方が継続されているということです。
私は、仕事には「雑用」はない思っております。雑用と思うからこそ、いい加減にやるのだと思います。シュレッダーかけであったり、お茶出しだったり、「雑用」と思うのではなく、「個人情報を漏えいしないようにシュレッダーをかける必要がある」「お客さまにはおいしいお茶を出すことで気分よくしてもらおう」などと考えれば、「雑用」だと思わないのではないかと思います。
私の少ない経験上ではありますが、「雑用」と言っている人ほど、仕事ができないように思います。
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