本日から何回かに分けて岡本祐子先生の「アイデンティティ生涯発達論の射程」を引用いたします。
『岡本は、中年期は青年期に獲得されたアイデンティティが問い直される時期であり、その危機の契機は体力の衰え、時間的展望のせばまりなど、自己の限界感の認識であることを明らかにしている。(P28)』
Bell.E.J(1990)は、この中年期危機の原因を以下のようにあげている。
キャリアや目標、夢、冒険心、道徳性、空虚感、男性的生殖力、主流からはずれること、空の巣など。
ただ、共通要素となる要因は見られず、人によりそれぞれであるということです。
そして、「危機の契機となった出来事を自分では統制不可能な重大なものと捉えている」とのことです。
職業訓練を受講する人は、30代~40代が一番多い層となります。この中年期危機で悩まれている方も多いと思いますので、ただ、就職支援をするだけでなく、このあたりの支援も必要だと思いますので、しっかりと取り組んでいきたいと思います。
0コメント