職業訓練指導員(講師)の6つの役割の3つ目をみていきたいと思います。
「十訂版 職業訓練における 指導の理論と実際」には、
「第3は、訓練生や企業、在職者を支援する役割である。」
と記載されております。
続けて、「訓練生に対しては、就職相談、学習内容や学習方法等。企業に対しては職業能力開発計画の立案、各種給付金の相談、技術的な相談、雇用管理等。在職者に対しては、キャリア形成の計画、学習方法、各種セミナーの案内等の支援が求められるようになってきている。」と記載されております。
離職者訓練という場面であれば、「就職相談、学習内容や学習方法等」を支援する役割ということになります。
学習内容や学習方法等だけを支援している講師の方も多いのではないでしょうか。
大切なのは、「就職相談」となります。だから、文頭に表記されているのだと思います。
学習内容を教えるだけでなく、就職についても支援するためには、講師にもキャリアコンサルタントの資格が必要になろうかと思います。
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