ワークライフバランスについて1

 「仕事と幸福、そして、人生について」の第2章は、「ワークライフバランスの罠」というタイトルになっております。そこで、ワークライフバランスについてみていきたいと思います。

 まずは、ワークライフバランス憲章から。


誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう、今こそ、社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を希求していかなければならない。


となっております。

 文章の構造をみると、まずは「仕事の責任を果たす一方で」となっており、仕事が先に記載されているのがポイントだと思います。つまり、ワークライフバランスという言葉を使用して何か伝えたいときは、「仕事の責任は果たしている」ことが前提となります。

 たまに、「仕事」と「生活」は別ものとして、ワークライフバランスを捉えている人がおりますが、別ものであれば、ワークライフセパレーションということになるでしょう。

 1日24時間のうちの10時間程度は仕事に拘束される時間になりますので、別ものとして捉えるのではなく、調和・バランスと捉え、仕事に対してポジティブになられた方が、「健康で豊かな生活」につながるように思います。

 仕事をネガティブに捉えると、メンタルヘルス不調になってしまう危険性もあります。



キャリKobaの一日一考

キャリアコンサルタントおよび経営者でもあるKobaが本やニュース等から得られたことを書かせていただいております。

0コメント

  • 1000 / 1000