プロティアン・キャリア_第65号

本日も、就職支援の講義準備を兼ねて記載したいと思います。

ダグラス・ホールの「プロティアン・キャリア」について見ていきます。

キャリア・コンサルタント養成講座を受講している時に、宮城まり子先生に「自律型のキャリア形成」という言葉(概念)を教えていただきました。とても良い言葉だと思いました。

それ以来、私が実施する就職支援の講義では「自律型のキャリア形成」については必ず話すようにしております。

自律型のキャリア形成とプロティアン・キャリアはほぼ同義で使われることもあることを、今回準備する過程で、いまさらですが気づきました。(反省)


プロティアン・キャリアとは、組織によってではなく個人によって形成されるものであり、キャリアを営むその人の欲求に見合うようにそのつど方向転換されるものであり、特徴として以下の4つを挙げております。

1.キャリアは組織ではなく、個人によって管理される。

2.キャリアは生涯を通じた経験・スキル・学習・転機・アイデンティティの変化の連続である。

3.キャリア上の年数は、年齢に関係なく重要である。

4.発達とは、継続的な学習、自己志向的、関係的なものであり、仕事のチャレンジにおいて見出される。


今までの就職支援では、どちらかという古典的なものからキャリアについて説明しておりましたが、今後は、ホールやサビカスなどの理論なども使用したいと思います。


一方、本日の講義(受講する側)では、経済学の古典的な名著を必ず読むようにと勧められました。スミス、マルクス、ケインズなどはなかなか読み込むことが難しいと思いますが、チャレンジしたいと思います。

得るものがたくさんあると思いますので、その時はこのブログでもご紹介していきたいと思います。



キャリKobaの一日一考

キャリアコンサルタントおよび経営者でもあるKobaが本やニュース等から得られたことを書かせていただいております。

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