サーチ理論_第70号

本日は、サーチ理論についてみていきたいと思います。

サーチ理論とは、即座に取引相手を見つけることができず、そのために商取引の前にパートナーを捜し求めなければならないような売り手や買い手についての研究であり、探索理論とも呼ばます。サーチ理論は経済学の多くの領域で利用されております。労働経済学においては、労働者の就職活動において起こる摩擦的失業を説明するために用いられてきたようです。

また、以下にはサーチ理論に関するものをピックアップいたします。

 ・サーチの外部性(「負の外部経済」「生の外部経済」)

 ・労働分配率

 ・ホシオス条件

 ・MPモデル(Mortensen-Pissaridesモデル)

   雇用創出条件・雇用喪失条件

 ・指向的サービス

 ・情報の非対称性

 ・島モデル

 

今井(2012)は、サーチ理論は、労働者や企業が最適化行動を取り、賃金や価格が伸縮的に調整されるという意味で、現代の実物的景気循環理論などの新古典派マクロ経済学親和的であると述べております。




キャリKobaの一日一考

キャリアコンサルタントおよび経営者でもあるKobaが本やニュース等から得られたことを書かせていただいております。

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