アイデンティティの生涯発達論13_第171号

本日も岡本祐子先生の「アイデンティティ生涯発達論の射程」から引用いたします。第8章は「アイデンティティを育てる教育」というタイトルで「アイデンティティの教育」や「キャリア教育」について述べております。


『昨今、21世紀を生きる子どもたちに求められる資質・能力は、変化の激しい社会を「生きる力」であると言われている。つまり、「自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題解決する力」「自ら律しつつ他人と協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性」「たくましく生きるための健康と体力」(中央教育審議会,1997)をもつ子どもたちの育成である。

(中略)

私たちは一生を通じて自らを教育し、自己形成していく存在であるということである。自己形成の根幹は、「なりたい自分を見つけること」と「なりたい自分になること」であろう。

(中略)

自分らしい生き方はどういうものかという「自分らしさ」「自分」探しのテーマは、一生を通じて重要な課題意識となっている。本当に納得できる自分を達成する力こそ、真の自己教育力であり、アイデンティティ形成力と呼ばれるものであろう。』


わたし今まで成人学習を中心にやってきましたが、「キャリア教育」という視点でも活動を始めることにいたしました。

「生きる力」は大切だと思います。小さいうちからそのような習慣がつくように、新しいビジネスでは取り組んでいきたいと思います。


キャリKobaの一日一考

キャリアコンサルタントおよび経営者でもあるKobaが本やニュース等から得られたことを書かせていただいております。

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