第10 次職業能力開発基本計画について

職業能力開発基本計画をご存知でしょうか。

平成28年度から平成32年度までの5年間で第10次の計画となります。

第10次の計画では、「生産性向上に向けた人材育成戦略(仮称)」として位置づけ、職業能力開発施策を実施していくことになります。

現時点(平成28年5月2日)では、この計画もまだ審議中であり、確定してはおりませんが、案は厚生労働省のHPから確認することができます。http://goo.gl/2Fm76i


昨日も、AIについて気になっていることを記載させていただきましたが、この第10次職業能力開発基本計画にもAIのことが頻繁に出てきます。

「グローバル化の進展や、従来のIT 技術にとどまらないIoT、ロボット、ビックデータ解析、AI等の技術進歩、さらに経済のサービス化による産業構造の変化やインバウンド増加等による国際化等を背景に、労働需要においても構造的な変化がみられている。」とも記載されており、この点からも今後の働き方が変わっていくと思われます。


また、上記を踏まえ、「技術進歩や経済のサービス化の進展に伴って、新たな職業訓練のプログラムの開発や、訓練手法の開発についての検討する必要性が生じている。」ということも記載されている。


さらに、職業訓練サービスの質の確保・向上についても記載されおります。

「訓練の質の確保や更なる向上を図るため、ISO29990:2010(非公式教育・訓練のための学習サービス事業者向け基本的要求事項)を踏まえて策定された、「民間教育訓練機関における職業訓練サービスガイドライン」について、実態に合わせてその内容を見直すとともにさらなる普及啓発に努める。具体的には、高障求機構が実施する研修の受講促進、訓練機関の取組の好事例の周知、ガイドラインに沿った取組を進める優良訓練機関の認定(スキーム)の検討等、民間教育訓練機関の提供する職業訓練サービスの質の向上に向けた取組を推進する。」


今後ますます職業訓練サービスの質が問われてきます。そのためにも早めにISO29990を認証取得することをお勧めいたします!



キャリKobaの一日一考

キャリアコンサルタントおよび経営者でもあるKobaが本やニュース等から得られたことを書かせていただいております。

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