職業訓練指導員(講師)に必要な5つの資質のうちの3つ目「職業人としての態度」について見ていきたいと思います。
引用:「十訂版 職業訓練における 指導の理論と実際」P33
3.職業人としての態度
「職業訓練では専門分野の訓練だけでなく、職場に適応するための態度形成が重要な位置を占める場合がある。態度形成には身近な手本が重要な役割を担っており、訓練生にとっての手本は指導員(講師)なのである。したがって、指導員(講師)は理想的な職業人であることが求められる。その概要は、仕事に積極的に取り組む態度、自らの使命を全うする態度、チームワークやリーダーシップを発揮する態度である。」と記載されている。
つまり、指導員(講師)は、訓練生から尊敬されるような振る舞いをしなければならないと思います。これは、人気を取りや満足度を高めるためだけに訓練生に迎合することではありません。以前に、「訓練生に寄り添う」という方がおりましたが、たしかに寄り添うことは必要なのですが、その人の振る舞いを見ていると「寄り添う」というよりかは「迎合」ではないかと思ったこともあります。
また、「先生のようになりたい!」と思ってもらえることもあるようですが、純粋に尊敬されれてそう思っていただけるのであれば良いのですが、「あの人でも講師になっているんじゃ、私にもできそう」と思われてしまう場合もあるようです。
講師業は、人に影響を与えることができるとても遣り甲斐がある仕事ではないかと思います。そのためには、常に自己研鑽に励み、身だしなみもしっかりと取り組んでいく必要があります。本日は、自戒の念を込めて・・・
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