職業訓練指導員(講師)に必要な5つの資質のうちの4つ目「社会的な背景に対する洞察と使命感」について見ていきたいと思います。
引用:「十訂版 職業訓練における 指導の理論と実際」P33
4.社会的な背景に対する洞察と使命感
「指導員(講師)は、職業訓練の目的、職業訓練に関するさまざまな具体的な取り組みの理念をよく理解しなければならない。職業訓練におけるさまざまな取り組みは社会的な背景の変化に伴って変化している。それぞれの取り組みになおざりにあたるのではなく、それらの理念がどこにあるのかを常に意識しなければならない。そして、それに対する指導員(講師)の責任を自覚し、その職責を果たすことに良心的でなければならない。」と記載されております。
これはとても本質的なことを捉えていると思います。職業訓練の目的、職業訓練の理念について良く理解しなければならないとのことですが、職業訓練を受託している民間のスクールは、これらのことをどこから入手したらよいのでしょうか。
誠に僭越ながら、このブログがその役割を担えればと思っております。
すでに指導員(講師)の6つの役割と5つの資質(5つ目はについては明日になります)についても取り上げておりますし、職業能力開発基本計画についても取り上げております。さらに今後は、職業訓練サービスの質を高めるために、ガイドラインやISO29990も取り上げていきたいと思います。また、職業訓練とくに離職者訓練は、労働市場に戻す重要な役割を担っておりますので、働き方やキャリアについても取り上げたいと思っております。
また、私の研究テーマである労働経済学および心理的な面からの研究についても取り上げたいと思っております。
私ができることはごくごく限られたことかもしれませんが、少しでもお役に立てれば幸いです。
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