本日は、神田昌典氏の新著「未来から選らばれる働き方」を引用したいと思います。
P60に「今まで知的な専門家として考えられていた税理士や会計士ですら、コンピュータに置き換わると指摘されることもあります。そのとき重要なのは、自分だけが生き残ることではありません。彼らに新しい仕事を創造し、新しい働き方を提案していくことが重要となりますが、日本社会としては、どうすればそれができるのでしょうか?どういう社会制度があれば、誰もがいきいきと働けるようになるのでしょうか。非常に難問かつ、喫緊の課題であるとは思います。国としてはキャリアコンサルタントを20万人(おそらく10万人の誤りではないかと思います)へと増やすことで対応しようとしているようですが、相談を受けるコンサルタントだけでは限界があり、実践者が必要となります。雇用を新たに創造するプラットフォームをつくる実践者が必要なのです。」
神田氏は、キャリアコンサルタントだけでは限界があり、雇用を新たに創造するプラットフォームをつくる実践者が必要であると述べております。
職業訓練指導員(講師)には、キャリアコンサルタントの資格を取得している方も最近では増えてきたように思います。スキル習得のための講義だけでなく、就労支援も行っております。
神田氏が述べているプラットフォームとは少し異なってくるかもしれませんが、職業訓練もプラットフォームのようなものと考えられます。今後なくなってしまう職種もあるかもしれませんが、新たな職種も生まれます。その新たな職種におけるスキルを習得させることが、職業訓練でもできるのではないでしょうか。そういった意味では、職業訓練指導員(講師)も実践者になりえるのではないかと思います。
職業訓練指導員(講師)は、この実践者を目指すことが必要だと思いました。
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