コンストラクション系のキャリア理論1_第125号

「社会構成主義キャリア・カウンセリングの理論と実践」を購入いたしました。

第67号キャリア構築理論で触れさせていただきましたが、サビカスのキャリア構築理論、またコクランのナラティブ・アプローチ、リチャードソンの社会構成主義的ロ論といった新しいタイプのキャリア理論が注目されております。

日本語では、社会構成主義、社会構築主義など訳語が統一されておりませんが、この著者の一人であります下村英雄氏は「コンストラクション系のキャリア理論」と称しております。

また、下村氏は「キャリア理論は50年に一度、大きなパラダイムのシフトを迎える。」と述べております。

1900年代のパーソンズのキャリア発達理論、

1950年代のスーパーのキャリア発達理論、

2000年代のサビカスのキャリア構築理論、

のパラダイムシフトがあった。

このような流れの中で、サビカスは、パーソンズの理論を大切にしております。

パーソンズは特性因子論を提唱し「人と仕事のマッチング」とし適材適所について主張しております。

この考え方は、批判されているところもありますが、職業訓練での就労支援で役に立つのではと最近考え始めておりました。

それは、良く考えて決めるという「合理的推論」が根源にあるからです。

コンストラクション系のキャリア理論について学ぼうと思い、購入したのですが、パーソンズの話も含まれており、復習も兼ねて、色々と勉強したいと思います。



キャリKobaの一日一考

キャリアコンサルタントおよび経営者でもあるKobaが本やニュース等から得られたことを書かせていただいております。

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